『紅茶〜おいしい淹れ方のコツ』の記事



紅茶の淹れ方によって、紅茶の味わいはずいぶん変わってきます。正しい淹れ方を身につけて、”紅茶通”になりましょう


ティーバッグ紅茶派の方も、茶葉派の方も必見!「紅茶ってこんなにおいしいんだ!」と思えるような正しい紅茶の淹れ方をご紹介しましょう。淹れ方にちょっとひと手間かけるだけで、紅茶の味わいは驚くほど深みを増すものです。さて、いったいどのように紅茶を淹(い)れるかというと・・・

【正しい紅茶の淹れ方講座】

茶葉やティーバックなどの形式にかかわらず、紅茶の淹れ方でとても重要な条件、それは”ジャンピング”、”蒸らし”、”温度”、”濃さ”。これらの条件なくしては、おいしい紅茶の淹れ方は語れません。

◆ジャンピング
”茶葉のジャンピング”という言葉、紅茶通の方ならすでにご存じ方も多いはず。しかし実はこの言葉、日本限定の用語だということを知っていましたか?
ジャンピングとは、熱対流によって茶葉の抽出成分が下から上へしっかり煮出しされることをいいます。ジャンピングといえば、リプトンのピラミッドティーバッグは有名ですね。ティーバッグそのものの形をピラミッド型にすることにより、従来の薄型ティーバッグよりも内部の茶葉のジャンピング効果が高くなっています。
この現象は、ティーバッグに限ったことではなく、ポットでの抽出でも同じことが言えます。つまり、茶葉をポットの最下層に落とし込むタイプのポットなら、より一層、ジャンピング効果が高いということです。紅茶葉が高い位置に浮いてしまうつくりのポットよりも、できればこちらのジャンピング効果の高いポットを選びましょう。

◆蒸らし
熱対流によるジャンピングが終わり、すべての茶葉が底に沈みきったら、紅茶のうまみは完全に引き出せているといっていいでしょう。その間、約3〜5分。最低この時間だけは守りましょう。香りや風味、紅茶独特の渋みなどのうまみ成分をしっかり抽出できます。

◆温度
紅茶は基本、ティーポットで抽出するものですが、ティーポットの素材によっては温度がすぐに下がってしまい、十分に紅茶のうまみを引き出せないことがあります。というわけで、ティーポットの素材は、保温効果の高いステンレスやホーロー、耐熱ガラスなどを選びましょう。また、陶製なら、毛糸編みなどのティーポットのお洋服などもあります。保温効果がある上、見た目にもかわいいのでおすすめです。

◆濃さ
紅茶葉の最大のうまみ成分を引き出すためには、やはりできるだけ濃く淹れるこうが大切。でも、これがなかなかどうして、難しかったりするものです。色だけは濃く抽出されているのに、肝心の香りやコクはさっぱり、というケースがあります。原因としては、ひとつには質の悪い茶葉を使用していること、そして、もうひとつには紅茶の淹れ方の失敗が挙げられます。


紅茶通の方にしてみれば、「紅茶に砂糖やミルクを入れるなんて邪道だ」と一喝されてしまいそうですが、もし紅茶に砂糖とミルクを入れる場合は、必ず砂糖から先に入れ、完全に溶けきってからミルクを注ぎます。砂糖とミルクを同時に入れると、熱で両者が塊(かたまり)になることがあります。

リプトンをはじめ、ブルックボンドや日東、ウェッジウッドなど、ティーバッグでもお手軽に楽しめる紅茶。カップとお湯さえあれば、かんたんに煮出しできるインスタントタイプは毎日の紅茶ライフに便利です。お手軽ティーバッグでも、淹れ方によっては紅茶葉と変わらないおいしさを引き出すことができます。