『シャネルバッグ”マトラッセ”とココ・シャネル』の記事
シャネルバッグの代表格マトラッセと、シャネル創始者であるココ・シャネルの歩み。国や時代を超えて愛されるシャネルについてのお話です。
過去、シャネルバッグは大人の持つバッグのイメージでしたが、今ではハイブランドものが海外の免税店などで安く入手できるようになり、シャネルバッグも若い女性の間に浸透するようになりました。たとえば、母娘で同じシャネルバッグを共有することも珍しくありません。
シャネルのバッグはオーソドックスなデザインながら、決して古めかしいものではなく、その時代ごとの色を取り入れながら進化し続けるバッグです。そして、いかにもシャネルらしい高い格式と品位を備え、常にエレガントなシャネルのバッグは、年代を問わず、幅広く女性に愛され続けています。
【シャネルと時代背景】
シャネル創立者ココ・シャネルは、幼少時孤児院で育ち、お針子として就業したあとその才を認められてデザイン界にデビューを果たしました。まずは帽子作りの腕が認められ、次いで女性解放運動をめざし、”男性と同じように機能性に富んだ服装を、女が着てどうしていけないのか”と、スポーティーなシャネルスーツを作りました。相次いで香水、ジュエリーなどを生み出すものの、愛する者の相次ぐ死やヒトラーによるフランス占領などで、ココ・シャネルブランドは一時期沈黙します。
再びココ・シャネルがデザイン界に姿を見せたとき、シャネルデザインは「古臭い」とヨーロッパで忌み嫌われたものの、ウーマンリブの波が押し寄せるアメリカの女性に受け入れられ、シャネルデザインはその後長くファッション界に貢献を果たしました。
シャネルバッグの代表格であるマトラッセバッグも、ココ・シャネルが提案したもので、今なお時代を超えて世界中の人々に親しまれています。
【シャネルバッグ・マトラッセとは】
マトラッセとは、”マットレス”をフランス語にしたもので、立体的なキルティングデザインのバッグを指します。チェーンバッグ、クラッチバッグ、ショルダーバッグなど、マトラッセ手法で作られたバッグにはさまざまな種類が存在します。厚みのある強い素材が用いられているため、耐久性に優れています。立体的なひし形ステッチとシャネルマークが上品に輝くエレガントなスタイルです。
審美性と機能性を兼ね備えたマトラッセバッグは、ココ・シャネルの目指す女性像そのものだったのかもしれません。